Frogについて
- 北米進出を目指すTech界隈の人たちにとってほぼ登竜門と呼べる地位を獲得
- 問い合わせや相談だけで言えば2024年10月2日から1年遡って611件
- 渡航者数は(追いかけきれているだけで)年間84名
- 海外移住や就業をキーワードに、現在コミュニティにいるFrogメンバーは517名
- 正確にはSlack統計によると、登録者535名、アクティブユーザー273名、解除済み18名
(アクティブ判定基準は28日以内に何らかのアクションをとったユーザー)
- 恐らくほぼ確実に日系Techコミュニティとしては北米最大の規模と歴史
- コミュニティ参加者のフィルタリング、質の担保という面では健全で割とうまく行ってると思っている
- 昨年度SFのスタートアップへ出資させてもらったことで、更にアメリカの起業や文化、実態を知ることができた
- ネットワークも広がり、リーチ可能な人もコミュニティも多くなった
- 昨年のFrog Conference(参加者130名)やCanadian Dream(170名)の効果から日本での認知度も上がった
- とりあえずメンバー1000人達成するまでは一人一人丁寧に事業を進めていく、引き続きそれぞれのキャリアや移住、北米進出を様々な面からサポートしていくつもり
- だが、なんかおもろいことできないか常に考えてはいる
考えたこと、考えに至った経緯
- Frogは過去10年、500名以上のエンジニア、デザイナーのためにキャリアサポート、コミュニティ形成を行ってきて、海外挑戦する人たちのためにやれることは殆どやりきったと考えており、次の「もっと面白く、ワクワクすることがしたい」と考えている
- Frogが10年掛けて培ってきたネットワークや人脈、情報をもっとそれぞれのやりたいこと、将来に役立たせることはできないか
- 「北米キャリアを達成するエンジニア、デザイナーのキャリアサポート」から「北米に挑戦するすべての人をサポート」にFrogが変わっていきたい
- 北米で様々な挑戦をする人たちが集うFrogで、もっと面白いこと、将来に対する大きな投資(挑戦)をするHubのような存在になれないか考えた
- 思っていた以上に、将来的な起業や事業化、チーフポジションを考えている人は多い
- 皆で次から次に会社(事業)作って色々挑戦する環境が理想的かと考えた
- ベースの考え方の参考は小さなチーム、大きな仕事とスモールビジネスの教科書、一人ユニコーンの考え方等がベース
- 今の時代は相当恵まれていて、起業に対する資本はほぼゼロでどれだけでも可能性を広げられる時代にいる
- 起業に対するリスクとは、大抵の場合妄想。誰に聞いても具体的なリスクを提示出来ない
- 自らリスクを望んで向かうことは出来る、これはそれぞれの起業に対するスタンスによる
- いづれにせよ「いつか起業を」と少しでも考えているとすれば、当然行動に移すは早い方が良い
- こと起業や新事業に関しては、どれだけ準備を重ねても機会は一生来ない、やるかやらないかだけ
- AIファーストの事業運営は全世界の人間が「初めて」実際のAIファーストな事業運営を皆で進め、その知見を共有していきたい
- もちろん既存起業経験者としての知見やリスク認識は可能な限り共有していく
- これまで通り北米就活、キャリア支援をする上でも課題が多い
- 誰がどんなスキルと能力があるのかが経歴上だけだとわからない
- 「こんな人いないか?」と多くの企業から問われてもパッと答えられない、LinikedInや経歴のDB以上の情報が出てこない
- せっかく北米圏であらゆる事業と開発者のHubになれているのに、可能性や選択肢の最大化という面で課題が多い
- 日本人は責任感が強くその人が本当に自分達の会社に適応するという確証がない限りリファラルに立たない(北米圏の多くは実際もっと適当にリファラルしてるように見える)
- Frogメンバーが就労する企業リストは200件程あるが、その割にはリファラル発生率が低い
- Frogメンバー同士で開発する環境、お互いのスキルや能力を把握する場所があると話が変わるのではないか
- メンターからのコメントとしても、就活周りのアドバイスは出来るが、開発周りのアドバイスは実際のプロジェクトを見てみないとコメントしにくい、自分たちの経験との対比がしにくい
- 折角北米企業で就労する方々からメンターについてもらえても、自分とメンターの開発手法や流れの対比が出来ないので、現場感の共有が出来ない
Frogが出来ることは何か
- まずFrogがこれらの事業発足やプロジェクトの発足自体で直接的な収益や利益を得ようとは考えていない
- 事業内容的にFrogが入る必要性もあれば、入らなくて良いこともある
- Frogが事業に入らないとしても、Frogのリソースは使って貰らいたい考え
- 結果としてFrogに一円の利益が出なかったとしても全く問題はない
- コミュニティ活動の一貫としての宣伝はさせて貰いたい
- そもそも利益目的のコミュニティ運営でないことは、既にFrogコミュニティにいる人であれば分かってくれていると思う(今までビザ代理申請以外でメンバーからお金を受け取ったことはない)
- 起業から事業運営におけるバックオフィス業務全般のサポート及びアドバイス
- 事業の展開に当たって必要 or プラスなアドバイザーとのネットワーク
- 個人事業や開発者、起業家から投資家まで、10年培った北米圏のあらゆるコネやネットワークは、あらゆるシーンで活用してもらえると思う
- サーバー代やMTG場所の提供
- 営業、交渉事全般